砂糖よりも、アルコールよりも、老化を促進させるのはアレです。

こんにちは。

スモールジム浅草橋本店です。

 

 

ここ数年で健康、睡眠、コンディションに関する書籍や

雑誌、ネット記事の特集が本当に増えています。

やはりそれらの影響力は凄まじいもので、今ではタンパク質や糖質など

栄養素についての知識が豊富な方もたくさんいますね。

 

近年で注目されるようになったのが「座っていることが体に与える影響」です。

特に海外ではこのテーマに関する様々な研究が盛んで

中には「座っている時間が長い人はそうでない人に比べて死亡率が上がる」という

発表がなされていたりします。

 

多くの人が直感的に

何時間も座って動かないままデスクワークをしていると体が固まってくる感覚や

疲労感を感じるかと思いますが、まさにその通りで

座っていることというのは思いの外、疲れるのです。

座っていて休まる=リラックスしているのは脚です。

 

長時間立っていたり、長い距離を歩いたりすると足が疲れますから座りたくなるわけです。

一方で、上半身への負荷や負担というのは実は増えてしまいます。

立っている時というのは下半身(脚)で上半身を支えていますので

腰や肩への荷重はあまりかかっていません。

 

それが座って足が脱力すると、今度は上半身の力で

姿勢をキープなくてはいけなくなります。

大事な面接や行儀よく座っていなければいけない時のように

常にまっすぐな姿勢を意識していればよいのですが、スマホ操作やPC作業をする

それも人目が無い在宅ワークとなれば、自然と背中を丸めた姿勢になってしまうでしょう。

 

それが腰へ(背骨)の負担となり、背中が丸くなれば

連動して肩が前方に巻き込むように入ってきて巻き肩になって

というように体への悪影響が連鎖的に発生してしまうことになります。

 

 

座っていることというのは楽にも感じられますが

例えば長時間のドライブや電車、飛行機などでの移動で

ずっと座ったままでいると体が疲れることは多くの人が感じると思います。

 

その理由として挙げられるのが血行や血流です。

座った状態というのは膝や脚の付け根などが折れ曲がった状態です。

その部分を走る血管が圧迫されることになりますから

その分の血の巡りが阻害されます。

座っていると足にむくみが出るというのはそれが理由です。

 

全身の関節の動きもありませんので心臓だけで

全身の血行を促そうとしているわけですから、歩いているなど

適度に体を動かすということが無ければ、思っている以上に血の巡りがゆっくりになり

それによって老廃物の蓄積もすすむし、それらを肝臓に戻して浄化するというサイクルも

回転が遅くなります。

 

適度に立ったり座ったりということを繰り返していればいいのですが

なかなかそうもいかないでしょう。

 

また、座っているというのは

完全に横になっているわけではないので、重力に逆らって脳や顔面に

血液を持ち上げる必要があります。

体操などをして関節を動かし、それで血流促進のサポートをしてあげれば体は楽ができますが

身体活動がない「座ったまま」ではやはり心臓にとってかなりの重労働を強いられることになります。

誰でも座ったままでいると、疲れてきて

背もたれをフルフラットに倒したいとか、横になりたい気持ちになりますよね?

 

それだけ座っているという状態は

心臓や関節に負担になっている姿勢でもあるのです。

 

その状態で一日8時間~10時間、

それがさらに週5日~6日、

という生活習慣で1年2年と過ごしていくのは

いわば寝たきり状態で過ごすことに等しく、言い方によっては自分で老化を促進させているとも言えるのです。